午睡と虫養い

観た映画・ドラマの感想。時々漫画と本も。

保健室のアン・ウニョン先生

 

保健室のアン・ウニョン先生 (チョン・セランの本 1)

保健室のアン・ウニョン先生 (チョン・セランの本 1)

 

ドラマ版を観てからずっと原作も読みたいと思っていたのですが、結構時間が経ってしまいました。

Netflixオリジナルドラマ版の感想はこちら。

gosuitomushiyashinai.hatenablog.com

 

ドラマの脚本もチョン・セランさんが書かれているということだったので、原作を読んだらドラマでちょっとよくわからなかった設定もわかるかな?と思っていたのですが、そうでもなかった。そうでもなかった、というのは、原作とドラマの関係が、なんというか、パラレルな関係だったので。脚色や演出といったレベルを超えて結構違うところがあったし、基本設定も多少変えてるんじゃないかな。

ドラマは「重い」印象でしたが、小説は「軽やか」な印象を受けました。

 

とはいえドラマはドラマ、小説は小説で面白かったです。

正直、読了直後はラストについて「ええーなんでそうなっちゃうんだよ、結末はドラマの方がいいなあ」と少々不満に思いましたが、一晩経つと「いや、あれはあれでいいんだ」と思い直しました。ドラマはあの重さが一つの魅力であり、小説はこの温かみが一つの魅力なんだな。