ブルーピリオド 9巻
アニメ化も決定して嬉しい限り!!!!
藝祭を楽しんだり課題に頭を悩ませたりヨタくんとぶつかったり。がんばれ八虎。
しかし八虎は頭が良いという設定だし、いろいろと物も知ってそうなのに意外と知らないですよね。賢いけどマイルドヤンキーだったから…? 描くことは好きでもその周辺の事柄にはまだ興味関心が薄いってことでしょうか。ちょっと不思議な気はする。でもそんなものだろうか。うーん? まあ描くだけなら知識要らないしな…
「努力できるのは才能」についてのやりとりが、私にはちょっとピンときませんでした。え、だって努力できるのは才能だよなあ。「努力は努力」って思える方がすごいと思うんだけど…
「努力できるのは環境次第」はその通りだと思った。さすが八雲は一味違う。
猫屋敷教授、ちょっと痛々しかったな。「自分の作品を見てもらうためにすべてをギブする」のはわかる。でもそのやり方だと他の女性一般も下げてしまうし、何より自分も傷つく。助手の彼はそれを伝えているので、山口先生も意図して猫屋敷教授の行動を描いているとは思うのですが、一読者、一女性としてはちと辛い。
ヨタのお母さんが、無害そうですごいこと言ってるのでゾワゾワしました。悪気はないんだろうけれども、だからこそゾワゾワするよね。ヨタくんも辛いな…
個人的には「合わない人とはどうしたって合わないのだから、接触を避けるのが吉」と思っているのですが、学生時代は敢えて合わない人と対峙したり付き合ったりするのも経験ですね。うん(覚えがある)
八虎とヨタは基本的に「合わない」同士ですが、さて次巻どうなっているのか。こ、怖いけど楽しみ。
<21年2月7日追記>
昨日ジャンプ+(漫画アプリ)で公開された『左ききのエレン』143話で努力と才能の話をしていて、「ブルーピリオドと重なるな〜」と思いました。