午睡と虫養い

観た映画・ドラマの感想。時々漫画と本も。

2022年1月期ドラマ『ミステリと言う勿れ』についての重箱の隅をつつく的なあれこれ vol.02

f:id:garacta:20220302005755p:plain

ドラマ『ミステリと言う勿れ』 ※画像は公式サイトのスクリーンショット

www.fujitv.co.jp

 

 

まさかvol.02を書く羽目になるとは…

基本文句ばっかり書いているので、不満のない方は是非回れ右で。

 

 

2022年3月14日放送の第10話について。

 

 

なんでライカとの間に恋愛的な何かを持ち込むのか…!

正確にいうと、原作でも整くん→ライカさんへは特別な感情(いわゆる恋愛感情だけではないと思うので)はある。そういう描写と台詞はある。

でもね!ライカさん→整くんは無いじゃん!無いのよ!

 

イカさんの消え方にも納得しかねる。「このままだと未練が残りそうだから」「残って消えないようだと千夜子の幸せにならないから」といったことを言って消えましたが、「自分の意思で消えるとかではない、自然に消える、そういうものらしい」って言ってたよね原作で!そんな大事なところをさー!

 

それから、ライカさんの素性と退院日について。池本さんが素性を知ってて、それを同僚の風呂光さんに話す。うん、そこまではいい。わかる。

でも風呂光さんがライカさんの退院日を整くんに教えるのは無しなのでは…警察の守秘義務とは…

 

「友達になってあげます!」発言もなあ。

風呂光さんが何歳設定なのか分かりませんが、多分整くんより少し年上だと思うんですよね。それに社会人と学生という違いもある。私の中では「それで個人的に近づくのはナシ」って思ってしまうんだよなあ。*1それにドラマの風呂光さんは間違いなく友情以上の感情があるみたいだしね。

 

もうさあ、原作に『ミステリと言う勿れ』を選んだ時点で従来の月9らしさは潔く諦めてほしかった。従来の月9らしい、恋愛ものがやりたければそれこそ山のように良質な少女漫画はあるじゃないか。そっちやれば良かったのに。

 

それから天達先生の最後のセリフね、あれ確か別のシチュエーションでの言葉だったと思います。切り貼りするようなことするのやめてくれよほんと…ただそのセリフを放り込めばいいってもんじゃないじゃないか。設定や状況に応じて適切に入れないとさあ!

 

 

ドラマが全面的にダメっていうわけじゃないし、真摯に作ってるなあと思うところもたくさんあるから余計にモヤモヤする〜〜〜〜

でも観るけど!観ますけどね!!

 

 

 

*1:これは私が親、そして中年の立場になり、「若い女」だった頃の自分の無防備さと危うさを客観的に見られるようになったからこそではある。対等のように扱われたり自分でも一端の大人のつもりでいても、やはり社会や法に守られるべき年齢や立場というのはあって。そういう立場の人(このドラマでは整くん)に、善意や好意からとはいえ、「年上」「社会人」である風呂光さんが個人的に近づき過ぎるのは良くないと思ってしまうんですよ。一歩引いて見守るなら、もちろん応援するんですが。